試験・点検

OCR試験

様々な試験・点検サービスができます
(試験・点検業務)

1.どんな試験ができる?

電気を安全に使用するためには、様々な試験が必要です。

代表的な試験をご紹介します。

(1)GR試験・SOG試験

GR(ground relay)とは地絡継電器といって、地絡が起きた時に信号を飛ばす機械です。
※地絡…電流が本来の通り道ではなく大地に漏れ出ること。

SOG(strage over current)制御装置というものは、このGRと後に説明するOCRの機能を合わせた機械です。

GR(地絡継電器)
GR(地絡継電器)
SOG制御装置
SOG制御装置

このGRやSOGは主遮断装置や区分開閉器につながっていることが多いです。

LBS(高圧負荷開閉器)
主遮断装置の例 PF付きLBS(高圧ヒューズ付き負荷開閉器)
区分開閉器の例 PAS(柱上気中負荷開閉器)

つまり、波及事故を防ぐための大切な保護装置なのです。

これらが正常に動作するか確認するために行う試験が、GR試験やSOG試験となります。

特殊な試験器を使って擬似的に事故電流を流し、保護装置が動作した時の電流値や時間を記録します

この値が規定値以内にあるかを確認し、報告します。

(2)OCR試験

OCR(over carent relay)とは過電流継電器といって、過電流や短絡電流といった、大きな電流を検出した際に、信号を発する機械です。

OCR(過電流継電器)

これは受電盤にある真空遮断器に繋いでいることが多いです。

VCB(真空遮断器)

これもGRの時と同様に、特殊な試験器を繋いで擬似的な事故電流を流し、保護装置が動作した時の電流値や時間を記録します。

規定値以内なら問題無しとなります。

(3)絶縁耐力試験(竣工検査)

電気機器は新設する際に、電気を流しても平気か確認するために絶縁耐力試験というものを行います。

これは新設する機器に決められた高電圧をかけて、10分間経ってもその絶縁性能が変化しないか試験するものです。

絶縁耐力試験

もし機器に不具合があったり、取り付け方に不備があるまま電気を流してしまえば事故の原因になってしまいます。

これを防止するために、新設する時には電気を流す前に絶縁耐力試験を行います。

(4)その他にはこんなことも

上記試験以外にも様々な試験・点検業務を行っております。

具体的には…

・絶縁抵抗測定

・接地抵抗測定

・絶縁油酸価度試験、絶縁油の絶縁耐力試験

・PCB含有調査

・発電機試験

・消防設備の点検

こちらに記載のない試験・点検も、お気軽にご相談ください。

2.まとめ

これまでご紹介したように、様々な試験業務を行っております。

もし、以下のような方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

選任だけど年次点検はやったことがない

試験をやらなければならないけど人員が足りない

試験器を持っていない