電気保安のイベントにZoomで参加しました。
今回はそのイベントの内容や感想をお伝えしたいと思います。

1.カフェジカとは?
電気保安の界隈では有名なカフェジカさん。
その名の通り、大阪で自家用電気工作物に触れることができるカフェ「カフェジカ」というお店が実際にあります。
カフェジカを運営しているのは、電気保安法人で営業をしていた水島さんが立ち上げた、(株)ミズノワという会社です。
ミズノワさんでは、電験の資格を生かした転職をサポートする求人紹介事業も行っています。
そして、今回のような電気についての勉強会や、技術者と交流できるイベントを定期的に開催しています。
2.今回参加したイベントについて
(1)イベントの内容
今回参加したイベントは「電気主任技術者のためのシーケンスの読み方講座」というものです。
電気主任技術者は、設備の仕組みや、測定器の使い方を覚えること以外にも、必要なスキルがあります。
それは
図面を読めること
「単線結線図」は日常的に目にするので、ほとんどの人が読めると思います。
一方、電気制御に使用される「シーケンス図」は意外と読めない人もいるかもしれません。
そんな「シーケンス図」について基礎から学ぼう!というのが今回のイベントの趣旨になります。
(2)シーケンス図とは?
シーケンスとは「決められた順番で進めていく」制御のことです。
よく、洗濯機とかでたとえられます。
「水を出す」「回転する」「水を排出する」「回転する」
というように、洗濯機は自動で順番に動作します。
自家用電気工作物で使われている代表的なシーケンスとしては
「事故電流を検知」「トリップコイルに電流を流す」「開閉器が動作する」
といった感じでしょうか。
そして、シーケンス図は以下のように変わった見た目をしています。

機器が正常に動作しないときなど、回路がどうなっているのか調べるのに、シーケンス図を読むことがあります。
(3)参加してみた感想
Zoomでの参加者は40名近くと、関心の高さがうかがえます。
Zoomでの参加者は基本的に映像を見るだけとなります。
しかし、気になったことがあればチャット機能を使って質問をすることができます。
受け身にならずに聞くことができる点は、とてもいいと思います。
また、カフェジカさんの特徴として、現地に様々な機器を置いているので、実際に機器を動かして説明してくれる点もよかったです。
「電気主任技術者のための」とあるので、さすがに電気について知識のある人向けの内容ではありました。
しかし、シーケンス図について勉強したことのある人にとっては、基本的なことが多かったかもしれません。
ちなみに、私は以前に本で少し勉強していて、仕事でもたまにシーケンス図を読むことがあるというレベルです。
そんな私にとっては、実際のリレーの動きや、高圧機器の制御(インターロックなど)は大変勉強になりました。

3.まとめ
今回はカフェジカさんのイベント参加の報告でした。
カフェジカさんでは基本的に土曜日にイベントをやっています。
参加できなかった場合も、購入した方へのアーカイブ動画を配信しています。
また、講義の内容も講師の方が淡々と進めるだけではなく
たまに水島さんが質問をするのですが、その内容が「こんなこと聞いても大丈夫かな?」と思うような基本的なこともあるので、聞いてるほうは疑問を解消できて助かります。
そしてなにより、カフェジカさんのイベントは同じ業界の人がたくさん勉強しに来ています。
「みんな勉強してるだな」と実感でき、モチベーションアップにつながると思います。
今回は久しぶりの参加となりましたが、そんなメリットもあるのでまた参加したいと思いました。
私のブログでシーケンス図の記事があるので、興味のある方は覗いてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。